眼瞼疾患

眼瞼下垂

眼瞼下垂とは?

 上まぶたが下がってきて黒目に覆いかぶさるような形になってしまう状態が眼瞼下垂です。目が開けづらくなることによって見えにくさを感じるだけでなく、無理に見ようとして無意識に眉の上の筋肉を上げるため、頭痛や肩こり、疲れやすいという訴えが多くなります。


 主な原因は加齢で、年配の方に発生しやすい病気ですが、若い方でもコンタクトレンズの使用によって眼瞼下垂になる方が近年では多く見られます。特にハードレンズを長期間装用し、レンズが当たってまぶたを上げる筋肉が徐々に緩んでくることで発症に繋がるケースが増えています。

眼瞼下垂の治療

 眼瞼下垂には、緩んだ皮膚を切除し、まぶたの筋肉を縫い縮める手術を行います。当クリニックでは眼瞼下垂も日帰りで手術を行います。手術時間は片目で40~50分前後です。術後はある程度の腫れが出ることが多く、当クリニックでは圧迫眼帯でしっかりと押さえて腫れを予防します。両目に手術をする際は、一週間ほど間隔を空けて片目ずつ行いますが、状態によっては両目同時手術も可能です。

手術後の注意点

 手術直後は湯船に浸かって温まることや力むことは出血を招くことがあるため、できるだけ控えていただきます。眼瞼下垂に至った原因にもよりますが、手術を行っても再びまぶたが下がってくることがあります。また、術後に角膜が傷ついたり、まぶたが上がった分、目が閉じづらくなってドライアイになったりすることもあります。そのようなことが起きていないかどうかを確認するためにも、手術後も継続的な経過確認と必要な治療を行うことが大切です。

眼瞼けいれん

眼瞼けいれんとは?

 眼瞼けいれんは、まぶたの筋肉が痙攣することにより目が開けにくくなる病気です。自覚症状としては「まぶしい」「目が乾いた感じがする」「目をつぶっている方が楽」「自然と両目あるいは片目が閉じてしまう」「目が疲れる」など、多くがドライアイの症状と共通しているため、ドライアイとして治療されることも少なくありませんが、ドライアイの治療を行っても一向に良くならないのが特徴です。実際に「目が開けにくい」という症状を訴えて来院される方は少なく、まぶしさや涙、目の疲れなどドライアイに近い症状で来院されて「眼瞼けいれん」と診断される方が大半です。女性は男性の約2.5倍もかかりやすいといわれており、40~50歳以上の年齢層によく見られます。

眼瞼けいれんの原因

 眼瞼けいれんは「まばたきの制御異常」ととらえると分かりやすい病気です。まばたきや、まぶたの開閉をコントロールしているのは脳の神経回路であり、症状は目の周辺に出ていても、故障部位は脳です。発症のきっかけとなる危険因子としては、心理的ストレス、遺伝的素因(家族性)、加齢、薬物の使用、化学物質への暴露などがあると考えられています。 特に目立つのは薬物性眼瞼けいれん(全体の約40%)で、原因となる薬物として、向精神薬、抗不安薬、睡眠導入薬等が挙げられます。いずれにしてもはっきりとした原因はわかっておらず、対症療法(症状に応じた治療)が中心となります。

眼瞼けいれんの治療

 眼瞼けいれんの根治的な治療法は残念ながらまだ判明していません。症状を和らげる治療として、ボツリヌス菌という細菌が作り出す毒素の作用を利用した薬を目の周囲の皮膚に少量注射して、けいれんの症状を抑える方法(ボトックス注射)が世界的に第一選択となっており、当クリニックでも積極的に行っています。「まぶたの痙攣が気になる」「目が開けにくい」などの症状をお持ちの方には、ボトックス注射認定医である院長が丁寧に対応します。
注射を打つ際には、事前に麻酔のゼリーを塗ってしっかりと浸透させてから、30ゲージ針というもっとも細い部類の注射針を使用して薬剤の注入を行います。患者様がなるべく痛みを感じないように配慮していますので、注射の痛みに不安をお持ちの方もお気軽にご相談ください。効果は2~3か月で消退することも多く、その場合には繰り返し注射を行います。

眼瞼内反症

なみだ目さかまつげの項目を参照

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